各地で手作り市がブームになっているようです。
ここ綾部でも、昨年4月から志賀郷という片田舎で「三土市」という手づくり市が行われるようになりました。
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1年半ほどが経ちましたが、たくさんの人が、何の名所もないような村に、出店者としてお客さんとして訪れるようになりました。
過疎の村で、手づくり市を行うというのは、ひとつの実験でもありましたが、たぶん昔は村であれ町であれ、人が集まるところには自然に「市」が立ち、「市」があるところに自然に人が集まってきたのでしょう。
里山のゆたかな物産、その地域では手に入りにくい生活必需品、遠い所の珍しいものなど、さまざまなものが市という場でやりとりされたのだと思います。
それは、単にものとお金を交換するための場ではなく、より豊かな広がりを持った、血の通った情報の交換もできる場であったのだと思います。
現在は、いろんな形でものを購入することができて、さまざまな媒体で情報を得ることができます。新聞、テレビ、インターネット、、、でも、人と人が向き合って、感情のこもったものや情報のやり取りができる場というのは、極端に減っているのかもしれません。
そんな反動として「市」という場に人が集まってくるのかなと感じています。
「里山」 「ゆたか」 「市」もきっと 、人と人がおだやかに交流できる場になると思います。
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